つくる、をつなぐProject Linking

Linking Profile仕様書

ver 3.0.0
目次

各プロファイルシーケンス

以下では、各Serviceに関しての処理シーケンスおよび、デバイスで行うべき処理について示す。

PeripheralDeviceSettingService動作

機器設定に関する動作

設定タイプ
Linkingプロファイル内に規定していない以下の設定タイプについては、デバイスより取得した設定項目や設定可能値に応じて設定動作を行う。フォーマット等の詳細は、機器設定情報フォーマット規定に記載する。デバイス側で設定値のラベル名を自由に定めることができる。Linkingは設定メニュー内で、名称をそのまま表示し、内容については感知しない。
表 1 設定タイプ(設定内容がデバイスにより異なるもの)
設定タイプ 内容
Vibration バイブレーション
LED LED
Beep 通知音
Vibration(バイブレーション)
デバイスが情報通知を受けた際のバイブレーションに関する設定項目を扱う。設定内容は端末からの通知時のパラメータに利用される。 (機器設定情報フォーマット規定参照)
LED
デバイスが情報通知を受けた際のLED点灯に関する設定項目を扱う。設定内容は端末からの通知時のパラメータに利用される。 (機器設定情報フォーマット規定参照)
Beep(通知音)
デバイスが情報通知を受けた際の通知音に関する設定項目を扱う。設定内容は端末からの通知時のパラメータに利用される。 (機器設定情報フォーマット規定参照)

図 1 デバイスから取得した設定情報に基づく設定

デバイスから取得した設定情報に基づいた動作について図 1に示す。LED、バイブレーションといった、デバイスによって設定できる内容が変わるものについて、GET_SETTING_INFORMATIONメッセージ、GET_SETTING_INFORMATION_RESPメッセージを用いて、設定値に関する情報のやり取りを行う。
また、設定やデモ再生時には、SELECT_SETTING_INFORMATION/SELECT_SETTING_INFORMATION_RESPメッセージを用いる。

設定情報取得(GET_SETTING_INFORMATION/GET_SETTING_INFORMATION_RESP)
端末とデバイスが設定情報のやり取りを行うメッセージとして、GET_SETTING_INFORMATION/GET_SETTING_INFORMATION_RESPがある。本メッセージ内では、機器設定情報フォーマット規定で定めるフォーマットを利用して、設定情報のやり取りを行う。
設定情報取得(GET_SETTING_INFORMATION/GET_SETTING_INFORMATION_RESP)
端末とデバイスが設定情報の名称のやり取りを行うメッセージとして、GET_SETTING_NAME/GET_SETTING_NAME_RESPがある。 本メッセージ内では、機器設定情報フォーマット規定で定めるフォーマットを利用して、設定情報の名称のやり取りを行う。
    設定(SETTING)
  • デバイスは、受け取ったSELECT_SETTING_INFORMATIONメッセージ内に設定(SETTING)メッセージがセットされていたら、指定された設定タイプについての設定を行うこと。
    デバイスは、設定完了後、SELECT_SETTING_INFORMATION_RESPメッセージを応答すること。
設定デモ(START_DEMONSTRATION/STOP_DEMONSTRATION)
デバイスは、受け取ったSELECT_SETTING_INFORMATIONメッセージ内に設定デモ(START_DEMONSTRATION)メッセージがセットされていたら、指定された設定タイプについてのデモを行うこと。この際、SELECT_SETTING_INFORMATION_RESPメッセージを応答すること。

同様に、受け取ったSELECT_SETTING_INFORMATIONメッセージ内にデモ停止(STOP_DEMONSTRATION)メッセージがセットされていたら、現在行っているデモを終了すること。 この際、SELECT_SETTING_INFORMATION_RESPメッセージを応答すること。

アプリインストール動作

アプリバージョン取得要求(GET_APP_VERSION/GET_APP_VERSION_RESP)
デバイスは、GET_APP_VERSIONメッセージを受け取ったら、パラメータ「AppName」で指定されたアプリケーションがデバイス内に存在する場合に、そのバージョン情報をGET_APP_VERSION_RESPメッセージで応答すること。指定されたアプリケーションが存在しない場合は、「エラー(パラメータエラー)」をセットして、GET_APP_VERSION_RESPメッセージを応答する。
アプリインストール確認要求(CONFIRM_INSTALL_APP/CONFIRM_INSTALL_APP_RESP)
デバイスはCONFIRM_INSTALL_APPメッセージを受け取ったら、指定されたアプリパッケージ名、ファイルバージョン、ファイルサイズを確認し、アプリケーションのインストール可否をCONFIRM_INSTALL_APP_RESPメッセージで応答すること。

PeripheralDeviceSensorInformationService動作


図 2 センサー情報の取得

センサー情報のやり取りを行う際の動作を図 2に示す。方位センサーや加速度センサーに関する情報については、端末からの要求に基づき、逐次、リアルタイムで通知する。

センサー情報取得(GET_SENSOR_INFO/GET_SENSOR_INFO_RESP)

デバイスはGET_SENSOR_INFOメッセージを受け取ったら、指定されたセンサー種別に関して、現在のセンサー値をGET_SENSOR_INFO_RESPメッセージで応答すること。

センサー情報通知設定(SET_NOTIFY_SENSOR_INFO/SET_NOTIFY_SENSOR_INFO_RESP)

デバイスはSET_NOTIFY_SENSOR_INFOメッセージを受け取ったら、指定されたセンサー情報通知の開始、もしくは終了を行う。その成否は、SET_NOTIFY_SENSOR_INFO_RESPメッセージで応答する。センサー情報の通知は、NOTIFY_PD_SENSOR_INFOメッセージで行う。

パラメータ「X_threshold」「Y_threshold」「Z_threshold」が設定されている場合は、各値のいずれか一つが指定された閾値をまたいだときにのみ、通知がなされるようにすること。パラメータ「X_threshold」「Y_threshold」「Z_threshold」の設定が無い場合のNOTIFY_PD_SENSOR_INFOメッセージの発行契機や発行間隔はデバイス側の実装依存とする。

センサー情報通知(NOTIFY_PD_SENSOR_INFO)

NOTIFY_PD_SENSOSR_INFOメッセージを使用して、デバイスはセンサー情報の通知を行う。

PeripheralDeviceNotificationService動作

端末からの通知


図 3 端末からデバイスへの各種情報通知

端末からデバイスに対して通知を行う際の動作を図 3に示す。デバイスは通知を受けたいカテゴリを応答することによって、必要な通知だけを受けることができる。


図 4 端末からデバイスへの着信通知

また、端末への着信や通話状態に関する通知を行う動作を図 4に示す。

通知カテゴリ確認(CONFIRM_NOTIFY_CATEGORY/CONFIRM_NOTIFY_CATEGORY_RESP)
デバイスはCONFIRM_NOTIFY_CATEGORYメッセージを受け取ったら、デバイスで通知を期待する通知カテゴリをCONFIRM_NOTIFY_CATEGORY_RESPメッセージで応答する。全てのカテゴリの通知を受けない場合は、bit0を1にする。逆に全てのカテゴリの通知を受ける場合は、bit1を1にする。端末は、応答内容に従って、各通知カテゴリ毎の通知・非通知を決定する。
情報通知(NOTIFY_INFORMATION)
デバイスは、NOTIFY_INFORMATIONメッセージを受けることで、通知カテゴリや、受信日時のほか、パラメータ「ParameterIdList」により、通知に含まれる情報種別を取得できる。「UniqueId」は端末とデバイス間で、通知内容を識別するために使用する。

デバイスは、本メッセージ受信をトリガにして通知情報を表示してもよいし、「ParameterIdList」の内容に従って、さらにGET_PD_NOTIFY_DETAIL_DATAメッセージによる詳細情報の取得を行ってもよい。パラメータ「RumblingSetting」「VibrationPattern」「LedPattern」「BeepPattern」の指定がある場合には、指定内容に従って、バイブレーション動作、LEDの点灯動作、通知音鳴動を行うこと。複数の指定がなされる場合もある。

デバイスは、本メッセージで指定された鳴動パターンを本体設定に優先して使用すること。本メッセージで鳴動パターンが指定されなかった場合には本体設定の鳴動パターンで鳴動させること。

「VibrationPattern」「LedPattern」「BeepPattern」に指定される内容については、機器設定情報フォーマット規定を参照。

本メッセージに対しては、応答を返さないこと。
通知詳細情報の取得(GET_PD_NOTIFY_DETAIL_DATA/GET_PD_NOTIFY_DETAIL_DATA_RESP)
デバイスは、情報通知(NOTIFY_INFORMATION)の通知に対してGET_PD_NOTIFY_DETAIL_DATAメッセージを用いて、詳細な通知内容を取得することができる。

本メッセージを利用して詳細な通知内容を取得する際は、どの通知に対する詳細内容かを特定する必要があり本メッセージの「UniqueId」を指定することで特定が可能になる。このため、情報通知(NOTIFY_INFORMATION)で通知された「UniqueId」を本メッセージのパラメータとして利用すること。

また、本メッセージは取得したい詳細な通知内容のパラメータをパラメータ毎に指定して取得する動作になる。例えば、メール通知を受けてタイトル、本文の詳細を取得したい場合は、それぞれのパラメータを指定して本メッセージを2回呼び出して詳細な通知内容を取得する必要がある。
取得可能なパラメータのリストは、情報通知(NOTIFY_INFORMATION)の「ParameterIdList」にて指定される。

パラメータ「GetParameterLength」には、取得できる最大サイズを設定する。たとえば先頭20バイトのデータだけが必要である場合は、20を設定する。デバイスが表示できる文字数や保存可能なメモリに制約がある場合に、メール本文の先頭部分だけを取得、表示することにより、不要データの通信を抑制し、通信時間の短縮や消費電力の低減につなげられる。

図 5 情報通知から通知詳細情報の取得の流れ
デバイスからの汎用情報通知(NOTIFY_PD_GENERAL_INFORMATION)
デバイスから汎用の情報通知を行う場合には、本メッセージを用いる。 本メッセージに対して、端末からの応答はない。各パラメータに設定すべき内容については、別途規定される。
デバイスからのアプリケーション起動(START_PD_APPLICATION/START_PD_APPLICATION_RESP)
START_PD_APPLICATIONメッセージを用いて、端末に対して、アプリケーションの起動要求を行うことができる。 「NotifyApp」「Class」には、起動したいアプリケーションのパッケージ名やクラス名を指定する。 起動結果はSTART_PD_APPLICAITON_RESPメッセージで通知される。

PeripheralDeviceOperationsService動作

デバイスからの操作通知


図 6 デバイスからの操作通知

デバイスからの操作通知を受け取る場合の動作を図 6に示す

デバイス操作通知(NOTIFY_PD_OPERATION)
デバイスは、NOTIFY_PD_OPERATIONメッセージを用いて、操作データを端末に送信する。本メッセージに対して端末からの応答はない。