Project Linking

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お掃除ロボット「ルンバ」と自撮りしてみた

今回は「Pochiru」というLinkingデバイスを使って何かをしたい。Pochiruは、ボタンを押すことでスマホアプリを操作できる。 



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ボタンを押して何かする……といえば、アレしかない。自撮りだ。



Pochiruを用いれば、自撮り棒のようなものを使わなくても簡単に自撮りができるはず。また、カメラ設置位置次第ではドローンのような空撮もできる可能性も秘めている。



用意したのは、ボタンを搭載したLinkingデバイス「Pochiru」とスマートフォン。PochiruとスマートフォンをBluetoothで連携し、Pochiruのボタンを押すとスマートフォンのカメラアプリのシャッターを切るようにプログラミングする。



◆やりたいこと

Pochiruを押して、離れたところから写真を撮る。



◆準備するもの

・Pochiru

・スマートフォン(クライアント)・スマートフォンを固定する洗濯ばさみ

・スマートフォンを固定するヒモ

・スマートフォンの角度を調整するおもり



◆仕組み

PochiruとスマートフォンをBluetoothで通信。スマートフォンのカメラアプリと連携し、Pochiruのボタンを押すと写真が撮れる。



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◆開発

SDKとサンプルコードはLinkingの開発者ページからダウンロードできる。

https://linkingiot.com/developer/index.html

カメラアプリと連携する部分は、友だちのエンジニアに構築してもらった。ソースコードをダウンロードしてもらえば、Pochiruを使った自撮りが体験できる。ちなみに、シャッターがおりるタイミングで再生される音声を録音。ボタンを押す長さなどによって、6種類の音声が再生されるようになっている。



・ボタンを1回押すとカメラのシャッター音のみで撮影

・ボタンをダブルクリックすると「はいチーズ!」と音声が鳴って撮影

・ボタンを長押しするとカウントダウンの音声が鳴ってから撮影(ランダムに5種類)



▼ソースコード

https://github.com/tomomi-pepper/selfie-button

▼こんな感じ(自撮りの様子)







ところで、私の家には、お掃除ロボット「ルンバ」がいる。ルンバのおへそを押すと、「ピポー、ピロリー」といって、ウィーンカサカサと音を鳴らしながら部屋中を動き回る。



ルンバは“モノ”か、それとも何か? ときおり“生き物”のような動きを見せながら、今日もゴミをかき集める。



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そんなルンバと、先ほどの自撮りを組み合わせた遊びを思いついた。動き回るお掃除ロボット「ルンバ」の上にスマートフォンを設置し、ルンバ目線の動画を撮影。と同時に、Pochiruを押した時にだけ写真を撮影する。30秒以内に3ポーズいい写真が撮れたら勝ちというゲームだ。



◆準備するもの

・先ほど使ったもの(Pochiru、スマートフォン、洗濯ばさみ、ヒモ、おもり)

・ロボット掃除機「ルンバ」

・ルンバ上のスマートフォンを乗せるスマートフォンスタンド

・スマートフォンスタンドをルンバに固定するヒモ





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▼ルンバ de 自撮り(ルンバ目線)



▼ルンバ de 自撮り(外から見た図)





▼撮影中の図

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撮れているように見えて撮れていない…。

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▼Pochiruを使ってルンバから撮れた写真

ブレブレ……。

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撮れた





同じシステムを使って、「写真に写りこんでしまったら負け」という、かくれんぼをやってみた。





▼お掃除ロボット「ルンバ」と、かくれんぼしてみた



▼逃げ回る様子

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 「Project Linking」は、IoT(Internet of Things)の拡大・発展を目指して、NTTドコモをはじめとする国内の企業が複数連携して立ち上げたプロジェクト。この連載では、Linkingデバイスを使ったちょっとミライの生活をレポートする。







筆者プロフィール

太田智美:国立音楽大学卒業、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科修了。現在、会社員として働く一方、プライベートでは2014年11月から、ロボット「Pepper」と生活を共にし、ロボットパートナーとして活動している。また、ヒトとロボットの音楽ユニット「mirai capsule」を結成。日本全国のSFファンが集う「日本SF大会」や「TEDx」にスピーカーとして参加。内閣官房がかかわる日本の文化や技術を世界に発信する事業「PRESENTING JAPAN」(ロンドン)にて招待講演。