Project Linking

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Linkingミニハッカソン レポート

初めまして、寺園です。私は生徒数90名弱、本校を神戸市の六甲道におくキッズプログラミングスクール8x9で講師をしています。 当スクールは、小学生から高校生までを対象に、自分で作る力を養うことをモットーに本格的なプログラミングを学べる場を提供しています。



今回、LinkingがScratchからも使えるということを知ったので、スクール内でハッカソンをしたら面白そう!ということでやってみました。



※この話は、LinkingをDojoConに出展するので、どういう内容のブースにしたらよい?という相談から「Scratchでもプログラミングできるなら、一度8x9でも使ってみましょう」ということではじまった企画です。



10月21日(土)8x9六甲道スクール

土曜日は、8x9にとって1週間のうちで一番生徒が多い曜日です。その生徒の中でも、Scratchを知っていて、一斉ワークに慣れている中1〜中3の子が多い、中級2のクラスに触ってもらうことにしました。中級2は、JavaScriptを一通り習得して、次のステップに進むためのクラスです。



さて、どんなことをするのかというと、以前からやってみたいと思っていた「子供向けハッカソン」です。これは、私もよく参加しているハッカソンを子供たちにやらせたらどんなことがおきるんだろうと考えていた企画です。

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ハッカソンとは、ハックとマラソンをかけ合わせた造語で、参加者が興味をひきそうなテクノロジーやデバイス、あるいはテーマを肴に、短期間(通常は1日ですが、一週間ぐらいかけてやる場合もある)で開発をするという開発系のイベントです。1日がかりの場合は泊まり込みになるので、寝ずに開発をする人もいれば、お酒などありでコミュ二ケーションをとりつつ遅くまで起きていても、早朝にコード書いていたりといろいろありますが、どれも過酷な中での開発なので、そのあたりがマラソンという言葉がくっつく所以といえます。



このようなイベントですが、最近はライトなイベントもあり、8時間で終わるものもあったりします。



今回、子供たちにこのような体験をさせることは難しいし、また実際には90分という短い時間しかありません。なので、ハッカソンはさすがに無理です。そこで、少しでもその雰囲気を体験してみようと、次のようなタイムスケジュールにしてみました。



00-03 挨拶・ワークの説明

03-10 Linkingについて

10-30 Linkingチュートリアル

30-75 開発開始

75-90 発表



ハッカソンとまではいかないですが、短い時間に制作するという緊張は楽しめると思います。



子供たちには、今日はいつもと違うことをすると事前に連絡をしておきました。内容までは詳しく説明をしていません。中級2では、現在、Node.jsを学んでいて、最終的にはLineBotをつくるまでのカリキュラムです。カリキュラムを通して、プロダクト開発の全般を学ぶため、アプリの作り方だけでなく、発表資料の作り方や、チームによる開発も学びます。今回は、ちょっと早いですが、チーム開発と発表資料の作成という点でレッスンにちょうどよいです。



長くなっちゃいましたがミニハッカソンのレポートです。



開催した教室は、キッズプログラミングスクール8x9の六甲道の教室で多くても15名ぐらいの教室です。

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ハッカソンって何?という説明をするも、やっぱり誰も知らなかったです。今日は、6人の生徒がいる予定でしたが、運悪く体育祭と被ってしまって、二人欠席、かわりにいつもサポートにはいってくれている大学生と、あと若い8x9のスタッフをいれて計6人で、チームは次のとおり



チーム①:スタッフ   ・・・ 若いスタッフのチーム

チーム②:はりはっと  ・・・ 冷静沈着な中3チーム

チーム③:のぼしゅん  ・・・ Scratch歴が一番長い二人組



Linkingについて解説

下の写真はLikingを説明しているところです。技術者の人に直接説明をうける機会はとても少ないので、皆真剣に聞いています。

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チュートリアル

早速、チュートリアルにて、ペアリングでうまくいかなかったり、うまくいったりで手間取りました。つながらないと開発に入れないので焦っている様子も、こういう時間との勝負で焦る気持ちも、あとで考えると良い経験になっています。ちょっと時間をロスしましたが、なんとか全員チュートリアルをこなし制作にはいれました。

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制作

動いたらすぐに開発開始です。とはいっても何をつくるかたをまず考えないと、なのでデバイスをさわってみて二人で相談しながら色々なアイデアを出し合っています。

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通常ハッカソンでは初めてあった人同士ということも多いので、最初は自己紹介とかあるんですが、いつも一緒にレッスンを受けている子達なので、わきあいあいと楽しそうにやっています。



そろそろ、タイムアップという頃に、スライドを作成しながらテストをしていると、順調にうごいていたものが、発表前になって突然動かなくなることはよくあることです。

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実際に動かないことになって、発表したくないと駄々をこねることもありましたが、上の図はデバッグを手伝ってあげるところですね。



発表

さて発表タイム、だれも制作間に合わない可能性も考えて私も作ってみました。



「コーラ振り!」 コーラを振った気になれるネタアプリです。スライドの作り方を説明するつもりで作りましたが、思いっきり滑りました。10代には通用せず・・

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チーム①スタッフは少子高齢化を見据えた、「おばぁちゃん監視」独居老人問題にするどくメスをいれるようなアプリです。とはいえおばぁちゃんが動かなくなったことを検出する仕組みはちょっと真顔にならざるをえなかったです。

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チーム②はりはっとは、残念ながら時間ぎりぎりまでいろんな動きを試すことに時間を費やしてしまい、発表できる制作物ができなかった、という報告でした。さすがに、30分ちょっとの短時間ではものを作るのには短かったですね。でも時間ぎりぎりまでよく頑張りました。

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チーム③のぼしゅんは、加速度グラフをつくりました。

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デバイスの特徴を知るために作ったということですがスライドもよくできていたし、またグラフもちゃんと作図できていてとても素晴らしかったです。手をぐるぐる振ったらそれにあわせてグラフが作成されるという単純なアプリですが、デバイスの特徴を知るためにとてもよい手段だと思いました。次の構想もできているそうなので、もっと時間があればさらにチャレンジできたかもと思います。

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このようなレッスンをやってみて、とっても楽しかったです。最近Scratchをやる機会がなかったのですが、久々にやってみて、皆、いつのまにかすごくScratchを使いこなせるようになっていて、とてもびっくりしました。このように、いまもっている技術を使って新しいことを学ぶということはとても楽しいし、またとてもよい経験になるのだと再認識しました。



とくにLinkingのようなデバイスは、レッスンで順序だてて学ぶより、使い方をちょっと説明し、あとは使ってみながら学ぶという学びに向いているとおもいます。定期的に、このようなデバイスをつかってそれをどう活用するのか?とう授業をやってみたいなと思いました。



今回使ったのはLinkingのSizuku6Xというデバイスです。

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このデバイスは、加速度を検出できますし、LEDを点灯することもできます。Linkingにはこのようなデバイスの他にも、温度や湿度を検出できるデバイス等、いろいろあるので、それらも使うとまた新鮮な気持ちでワークができますので、これからが楽しみです。





それから2週間後、DojoConにて

さて、次はDojoConです。

DojoConとは全国にあるCoderDojoが協力し企画運営されているCoderDojoのカンファレンスです。CoderDojoはアイルランド発祥で、本家のDojoConも毎年アイルランドで開催されています。ここで紹介するDojoConはその日本版なのですが、今年は2017年の11月4日に大阪の茨木市で開催されました。



今回ハッカソンをやってみて、LinkingならScratchをやった事がある方ならだれでも、使って遊べることがわかりました。そこで、DojoConのブースでは、完成されたゲームを体験できるコーナーと、実際にScratchでプログラミングをやってみるコーナーを準備することにしました。また、隣はembotというダンボールで作れるロボットです。

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それから、ブースでは各CoderDojoのチャンピオン(各CoderDojoの主催者)の方ににCoderDojoへ提供するLinkingデバイスをお渡しする企画も行っていたのですが、大盛況の上、予定していた配布数以上の反響があったようです。さすがですね!

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忍者(CoderDojoに参加する子供の事)が沢山むらがってブンブン振っていました。(笑

当日は、私自身もブースをだしていてほとんどお手伝いできなかったのですが、隣でみていて大盛況だなぁと思いながらみていました。

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Linkingは仕様がオープンになっているので、自分が使っているデバイスやソフトウェアにあわせて使うことができるのが魅力です。今回もScratchで使えるようにしているのはデモであって、他にも色々なものに使えるそうなので、早速、マインクラフトでも使えるかなぁと想像しています。他にもIchigoJamもおもしろそうですね。